古くから親しまれている多肉植物「アロエ」
観賞用として楽しまれているだけでなく、古くから薬草として使われたり、食用としてヨーグルトに入っていたり、幅広く活躍されています
そんなアロエにも様々な品種がありますが、今回はその中でも世界最大の品種「アロエ・ディコトマ」についてご説明していきたいと思います!
アロエ・ディコトマとは?
10m以上にまで成長する世界最大のアロエ
アロエ・ディコトマはナミビア、南アフリカを原生地とする多肉植物ですが、その特徴はなんと言ってもその大きさ!
上記の写真のディコトマは4m〜5mほどの大きさで、樹齢は300年以上です
原生地では10mを超える個体も存在するとのことで、その見た目はアロエというより巨木です
日本では兵庫県淡路島にある奇跡の星の植物館の温室で大きい個体を見ることができますよ
私も実際に見てきましたが、かなり圧倒されるサイズです。
展示されている個体は上の写真のものと、こちらの二つ
「ディコトマ」には、2分割されたという意味があり、その枝分かれする成長の様を表していると言われています
特徴的な表皮
まるで「かさぶた」のように剥がれかけた表皮。中にはたくさんの水分を含んでおり、水がなくても何年も生きることができます
蕾と花
実生であれば開花まで10年ほどかかるとも言われているディコトマの花ですが、開花すると綺麗な黄色い花を咲かせてくれます
なお、原生地では若い蕾は食用とされており、その見た目と味は「アスパラガス」によく似ているとのこと!
ちょっと食べてみたい。。
アロエ・ディコトマは古くからアフリカの人々にとって欠かせないとても重要な植物です
ディコトマの入手方法
とても大きくなるディコトマですが、小さな個体であれば比較的容易に手に入ります!
ショピングサイトはもちろん、ホームセンターや園芸店に置いてある場合もあり、意外と身近に売っています
大きな個体は数万〜とかなり高額ですが、小さな個体であれば数千円で買うことができますよ
アロエ・ディコトマの育て方
置き場所
基本的に屋外でOK!
ディコトマはある程度の耐寒性があるので、関東以南であれば1年中屋外でOKです
日光が大好きなので、できる限り日の当たる場所がベスト!
しかし、気温が0度を大きく下回るような特に寒い日、寒波が来る日は室内に避難させてあげてください
多肉植物なので凍りやすく、凍ると枯れてしまう可能性が高いです
水やり・肥料
水は少なめで管理しよう!
高さが30cmにも満たない小さな個体である場合は、1週間〜2週間に1度表土が乾いていることを確認して水をあげてください
水をあげるときは、たっぷりと鉢底から水が出るまであげます
高さが30cmを超えて大きくなると、水をあげる頻度を減らして2週間から1ヶ月に1度でOK !水をあげすぎると枯れる原因にもなるので注意しましょう
肥料は長く、ゆっくりと効く緩効性肥料を施します。おすすめはハイポネックスの「マガァンプ」
植え替えの際に元肥として混ぜるのと、半年に1回くらいパラっと表土に撒いてあげてください
植え替え
鉢が小さくなったら植え替えを行います
生育環境にもよりますが成長は早い方なので1年〜2年に1回は植え替えてあげる方が良いです
植え替えは5月〜9月の暖かい時期に行い、植え替えする1週間前には水やりをやめて、土が乾燥した状態で行います
アロエ専用の培養土もありますが、それよりもサボテンや多肉植物用にブレンドされた土の方が水はけが良いのでオススメ!
根腐れで枯らしたりする可能性が低くなります
育てるのは比較的簡単な種類なので、興味があったらぜひチャレンジしてみてください!数年でかなり存在感のある株に育つと思います
世界最大のアロエが家にあるなんて、なんだが自慢できそう!