「数ヶ月前に購入した多肉植物。とっても色鮮やかで綺麗だったのに気づけば色が抜けて残念なことに・・・」
その気持ち、痛いほど分かります・・・!!
私自身も、その美しさに見惚れて購入したピンクラウルが
しばらく可愛がっていると・・
おいおい、ピンクラウルの「ピンク」はどこ行った・・・??
わかりやすい例を挙げて見ましたが、このようにエケベリアやセダムなどの多肉植物は購入してしばらくすると色が悪くなってしまう・・という事は良くあります
なぜ色が悪くなる?
どうすれば色が鮮やかになってくれるのか?を知るためには、色が悪くなった原因を知る必要があります
色が悪くなる大きな原因は、「紅葉が覚めてしまう」もしくは「紅葉していない」ことが理由かも
紅葉が覚める
エケベリアやセダムの中には、寒くなると紅葉する品種が多いです
そして紅葉した葉は気温が暖かくなるにつれて徐々に紅葉から覚め、色が緑に戻っていきます
「多肉植物は紅葉する」、「紅葉した葉は暖かくなると元に戻る」ということを知らない方は多いので、いつの間にか色が悪くなったな・・と思われる方も多いです
多肉植物は春、秋の季節をメインに市場に出回りますので、春や秋に売られている多肉は紅葉した状態のものである可能性が高いです
紅葉は春から徐々に覚めて、夏には緑に戻ります
暖かい時期に色が緑になってしまうのは避けようが無いこと。寒くなると再び紅葉するので、気を落とす必要はありませんよ・・!
しかし、まだ暖かくなっていないのに紅葉が覚めてしまう、寒くなってきたのに紅葉しない、シンプルに色が悪くなったという場合は以下のような原因が考えられるかもしれません
色が悪くなる原因
室内で管理している
多肉植物は日光が大好きな植物です
多肉(エケベリアやセダム)は基本的にサイズが小さく、葉がロゼット状に重なっています
そのため、一般的な観葉植物と異なり光を受けられる面積が小さいので、室内の照明だけではうまく光合成ができません
光合成ができなくなった多肉植物は元気がなくなり、葉の色が徐々に薄くなる、光を求めて徒長する などの症状が出ます
また、室内で管理することで多肉植物が寒さに晒される事が無くなるため、紅葉しにくくなってしまいます
以前の記事でもご紹介しましたが、多肉植物を綺麗に紅葉させるには寒暖差を与えるのがポイントです
昼間は暖かく、夜は寒いという厳しい環境の繰り返しによって、徐々に美しい色へ変化してくれます。しかし、室内だと昼夜の寒暖差も少ないので、綺麗な色にならないんです・・!
肥料のあげすぎ
肥料のあげすぎも多肉の色が悪くなってしまう原因です
多肉植物は日光が大好きですが、同じくらい肥料が大好き
そのため、肥料を多めにあげるとそれだけモリモリ成長してくれます
しかし、元気になる反面、葉の緑が濃くなり色合いが悪くなります
多肉を大きくしたい場合は別ですが、色味を大切にしたいならあえて肥料は少なめに育てた方が良いです・・!
綺麗な色に保つコツ
色が悪くなってしまう原因を紹介したところで、最後に綺麗な色に保つ(綺麗な色に紅葉させる)コツを紹介します
・日中はしっかりと日光浴させる
・水やり頻度はやや控えめに
・肥料は少なめに
・春や秋は外に出して、朝晩の冷えを体験させる
多肉植物を綺麗に育てるためには、まずは外に出してあげる事です。そして、肥料や水は控えめに
自然をありのままに体感させ、可愛がりすぎないことで多肉は綺麗な色になっていきます
綺麗にしたい!と思って肥料や水をあげすぎると逆に色が悪くなるという・・。なんとも気難しい植物ですね笑
多肉植物の色が悪くなったと思ったら、是非この4点を実践してみてください!きっと綺麗な多肉に戻ってくれると思います!