多肉植物大好き、マルネです!
【多肉植物検定】という名の資格が2019年に創設されました!
いや~!近年の多肉植物の人気ぶりはスゴイ
最近はコーデックス(塊根植物)を始めとして、雑誌で特集が組まれたり、育て方の本が出版されたりとかなり注目されていますが、とうとう検定まで出来ちゃいました。
人気が集まるものに資格ができるのも必然の流れなので、個人的にはこのニュースは嬉しかったのですが、
一体この資格どんなもの?難易度は?取る価値ある?
と思う方も多いと思いますので、解説していきたいと思います!
受験された方の声では、かなり難しかったとか・・!
資格の概要
多肉植物検定は一般社団法人日本多肉植物検定協会が運営する民間資格です。
(民間資格: 民間団体や企業が、独自の審査基準を設けて任意で認定する資格。 )
日本多肉植物検定協会HPはこちらです。
民間資格は、英語力を測る TOEIC などが有名で、植物や園芸関係で見るとグリーンアドバイザーやフラワーデザイナー資格検定試験などの知名度が高いですね。
多肉植物検定には1級~3級が設けられています。
1級には受験資格が設けられており、2級もしくは3級の取得が必要です
2019年9月に第1回目の試験とのことなので現時点で1級を取得している方はいません・・!
受験概要
試験時間は60分、マークシート方式です。(1級のみ記述あり)
受験料は
1級が6000円(2級もしくは3級の取得が必要)
2級が5500円
3級が5000円
と設定されています。
申し込みは日本多肉植物検定協会のHPから行います。
ちなみに、2019年度の開催地は東京のみとなっており、9月22日に終了しています。
来年度の詳細についてはHPでの掲載を待ちましょう・・!
難易度は?
1級・・・(テキストの)全ページから出題、周囲の人に多肉を教えることができるレベル【上級者向け】
2級・・・(テキストの)図鑑ページ、導入、育て方、その他の知識編や用語説明などを中心に出題【中級者向け】
3級・・・(テキストの)導入編、育て方などを中心に基本的なものから出題。【初心者向け】
基本的にテキストの内容から出題され、3級が初心者向け、2級が中級者向け、1級が上級者向けとなっている様です。
試験は結構難しいようです。
ただし、試験範囲はテキストからのみ?のようなので、テキストを丸暗記すればいける?(テキストは130ページほど)
テキストの後ろの方に問題例があるのですが、そちらを見ると3級でも品種を当てる問題や、品種ごとの特徴を当てる問題があり、初心者向けとはいえかなりの難易度だと感じました。
そして、2級や1級ともなると更に問題がマニアックになります。
2級や1級では多肉について書かれた学術書についての問題が出たり(例:〇〇〇の効能が記載された古代エジプトの○○書はどれか)、指定された品種の学名を当てる問題が出るなど、かなり難易度が上がるようです。
ちなみに9月の受験を受けた方の感想では、2級でかなりマニアックな問題が出て難しかった。という声もあり、難易度の高さがうかがえます。
ちなみに各級の合格ラインが何点かは不明です。毎年変わるのか、固定なのか、どちらなんでしょう。
多肉植物検定の目的
多肉植物検定持ってます!と言われると、見るからに多肉植物に詳しい人って感じですが、資格の内容はどんなものなのでしょうか。
多肉植物に関する正しい知識の普及並びに、専門人材の育成のため3級、2級、1級の資格認定を行います。
参照:日本多肉植物検定協会HP
やはり、多肉植物に関する正しい知識と普及、並びに専門人材の育成ということですので、多肉植物に詳しい人というのを証明するような資格になっていることは間違いないようです。
ちなみに日本多肉植物検定協会は検定の公式テキストを出版しているのですが、内容を見ると多肉植物とはどんな植物なのかという生物学的な話や、代表的な品種の紹介、育て方が紹介されていました。
品種を知っているというだけでなく、育て方や、多肉植物がどんな生き物なのか?というのも答えられる人間に与えられる資格ということですね。
↑こちらが公式テキスト
このテキスト購入して読んでみたのですが、内容は割としっかりしてると思いますが、本自体がすごくやすっぽい。。
同人誌みたいというか、、私がしまうまプリントで購入した数百円のアルバムと同じような質感です。テキストっぽいと言えばそうですが、これだけのお値段するならもう少ししっかりしたものでも良いかと(笑)
多肉植物検定の価値は?
多肉植物検定は今年創設されたばかりの資格なので、現在のところ知名度はありません。
そのため現時点では、取得したことによって、就職活動に有利になったり、実生活に直接利益になるということは、ないかと思います。
ですが、
・資格を受験するにあたって色々勉強し、多肉植物の知識を増やせる。
・多肉植物の知識を腕試しできる。
・取得した場合自分の名刺に書ける。
・珍しい資格なので話のネタになる。
といったメリットはあるかと思います・・!
今後は需要次第?
やはり民間資格なので、資格の知名度が大切です。
運営会社の宣伝活動や、各種雑誌などで知名度がアップすれば、資格としての価値は上昇していきます。
運営会社である日本多肉植物検定協会の頑張り、にかかっているのかもしれませんが、運営会社としても活動にはお金が必要でしょうから、どれだけ受験者がいるか、どれだけテキストを購入する人が居るかがポイントでしょう。
つまり、「資格としての需要がどこまであるか」にかかっているかと思います。
まとめ
今回は、2019年に創設された多肉植物検定について解説してみました。
資格の取得に当たっては、いろいろと多肉植物に対する勉強が必要ですが、知識を増やすためと思えば、いいきっかけかと思います。
まだまだ知名度のない資格ですし、運営会社も設立したばかりのようなので今後の動向に注目です。
今年度は開催が東京のみとのことで、来年度は全国的に開催されるといいですね・・・!
以上、多肉植物検定ってどんな資格?難易度は? でした。