【桜の花粉】桜の花粉症ってあるの?桜の花粉について知ろう!

3月も中旬に入ると全国各地で桜が咲き始め、お花見の季節を迎えます

長かった冬を忘れさせてくれる華やかな桜は春には欠かせないものですが、外に出ると悩まされるのが花粉症・・・!

桜を見に行くとどうも鼻がムズムズする・・もしかして桜の花粉症!?

桜の花粉症なんてあるの・・?

今回はこんな疑問にお答えしていきたいと思います!

桜の花粉で花粉症になる?

花粉症に近い症状が出る事はある

桜の花粉にアレルギー反応が出て、目が痒くなったり、鼻水が出る事はあります

桜の花粉症なんて聞いた事ないし信じられない!と思うかもしれませんが、花粉症の原因となる植物の種類は非常に多く、イチゴ、リンゴ、バラやウメなどでも花粉症になることがあるんです!

イチゴ(4〜5月)、リンゴ(4〜5月)、バラ(3〜5月)、ウメ(2〜3月)などでは、これらの植物を栽培している人に起こる一種の職業病といえる花粉症が報告されています。

参照:花粉症ナビ

しかし、桜の花粉症になる可能性は低い

桜の花粉でもアレルギー反応が出てしまう可能性があると言いましたが、実際に症状が出る方はかなり稀です

アレルギー反応が出にくい理由は、桜が虫媒花だからです

虫媒花とは?

虫媒花(ちゅうばいか)とは、虫に頼って受粉をする花です

スギなどの風媒花と、桜などの虫媒花の花粉には以下のような特徴があります

風媒花の花粉

・粒が小さくて軽い。風で広範囲に遠くまで飛ぶ

・花粉の量がとても多い

虫媒花の花粉

・虫にくっつきやすいようにベタベタしており、粒が大きい

・花粉の量が少ない

虫媒花である桜の花粉は、スギ花粉のように長時間空気中に浮遊する事はないため、花粉症にはなりにくいんです!

ただし、桜の花を触った手で顔を触ってしまったり、食べ物を触ってしまうとアレルギー反応を起こしてしまう可能性があるため、花を触ったあとは手を洗ったり、よく拭いた方が良いです

もしかしたらヒノキ花粉かも?

桜が咲く頃に花粉症になる・・という方は、もしかしたらヒノキの花粉症かもしれません

ヒノキ花粉は3月の終わりから4月中旬に多く飛散しており、ちょうど桜の開花時期と被っています

参照:アレジオン|花粉カレンダー

スギ花粉症の方はヒノキ花粉症を併発する可能性が高く(7割程度とも言われている)ため、ヒノキ花粉症の方も非常に多いです

そのため、「桜の花粉症かも・・」と思った方は一度ヒノキ花粉症を疑った方が良いかもしれません・・!

桜の花粉とエフェドリン

「桜並木を見ていると気分が陽気になるのは、桜の花粉にエフェドリンという興奮作用のある物質が含まれているから」という噂が以前から囁かれています

ですが、この噂にはあまり根拠がなく、少し信じ難い話かと思います

エフェドリンは人体への影響が強く、含有量が多い薬品は覚醒剤取締法の対象にもなるような物質ですが、果たしてそんな薬物がそこら中に植えてある桜に含まれていると考えられるでしょうか・・?

エフェドリンは裸子植物の麻黄に含まれているものなので、植物由来のものです。

しかし、麻黄と桜は全く種類の違うもので、共通点といえば同じ植物であるということくらい・・。

さらに、上記で紹介したように虫媒花である桜の花粉は空気中に舞い続けるものではないので、容易に人体に入ってくるものではありません

桜の花を見ると陽気な気分になってしまうのは、桜の花がとても美しく、春の訪れを演出してくれるからではないでしょうか・・?

強い香りがなくても、咲いている時間が短くても、桜には日本中で愛される特別な魅力があります

マルネ
桜を遠くから見るだけでも、興奮しちゃうよ!!
まぁ・・難しい事は考えずに・・
今年もお花見だぁ〜!
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