幅広い料理に使えて栄養満点、それでいて安い!そんな豆苗は1度収穫した後も2回目の収穫(再生栽培)が可能です
豆苗の再生栽培はとっても簡単ですが、チャレンジする方の中にはこんな疑問を持つ方も居るかもしれません
豆苗に肥料をあげたら収穫量が増えるんじゃない??
ちょうど良い液体肥料があったので、実験してみました!
結果は意外にも・・・?
この記事の目次
実験開始!豆苗に液体肥料を与えてみる
早速実験開始!まずは買ってきた豆苗を美味しくいただきまして・・笑
脇目を二つ残してカット!そして左側の豆苗にだけ液体肥料を与えます
使うのはもちろん、「ハイポネックスハイグレード」家庭菜園などにおすすめの液体肥料です。少し濃いめに与えちゃいます
再生栽培を行う場合は必ず、脇目を二つ残した状態でカットする!
再生が早くなり、失敗なく2回目の収穫ができますよ
再生栽培6日目
再生栽培を始めてから6日経過しました
液肥なしの方が少しだけ成長が早い気もしますが、どちらも元気に成長しています。両者ともあんまり変わらんなぁ・・と思っていましたが
根に大きな差が・・・!
液体肥料を与えた方は根がほとんど成長していませんが、水だけの方は新しい根が成長しています
肥料を与えない方が元気・・・?
再生栽培10日目
10日ほど経過!そろそろ2回目の収穫が可能になる頃です
うーん。液体肥料を与えた方が若干勢いは良いような気がしますが・・大差なし!
液体肥料をあげても目に見えて収穫量が増えることはなさそう・・とりあえず、2回目の収穫時期を迎えているので収穫します
もしかしたら、3回目の再生栽培やったら変わるんじゃ・・?と思ったので、このまま継続!
2回目の収穫から2週間後
2回目の収穫から2週間経過しました!
なんと・・液肥を与えた方はほぼ枯れかけている・・
流石に2回目の再生栽培となると、豆の栄養を殆ど使い果たしている様ですね。肥料なしの方には芽が出てきましたが写真のこれ以上伸びることはありませんでした
肥料を与えても、与えなくても再生栽培は1回が限界のようです
肥料を与えた方が枯れているのは、恐らく根の肥料やけによるものでしょう。浸透圧によって、根の水分が逆に奪われている可能性が高いです
まとめ
今回の実験では、豆苗に液体肥料を与えても殆ど収穫量は増えないということがわかりました
液体肥料を与えても収穫量が増えないのには、以下のような理由が考えられます
光合成するための葉が小さく、肥料を栄養分に変えられない
植物の成長には光合成が不可欠です。いくら肥料があろうとも光合成ができない状態では成長できません
豆苗はその名の通り、豆の苗です。まだ芽の段階で葉が成長していない苗の状態では葉が小さく光合成の能力が低いため、肥料を養分に変える能力が低いんです
そのため、肥料を与えても与えなくても成長に差はあまり出ない結果に終わったのだと思います
これは豆苗に限った話ではなくて、他の野菜苗でも一緒です。まだ苗が小さい段階から大量の肥料をあげても消費できません。そればかりか、根が肥料やけを起こし今回の豆苗のように枯れてしまいます
肥料が効果を発揮するのは植物がある程度成長してから。だから家庭菜園などでは植え付け時に効き目の遅い元肥を与えて、ある程度育ってから即効性の高い追肥を与えるのがポイントなんです!
今回は豆苗へ肥料を与えてもあまり効果がないということがわかりましたが、それ以外にも、肥料の使い方のポイントも学ぶことができました。この記事をご覧の方は是非覚えていってください!
以上、豆苗に液肥を与えたら収穫量は増える?実験してみた!でした