
エケベリアは1年を通して、その美しいロゼット、葉の色の移り変わり、小さな花を楽しむことのできることから、多肉植物のなかでも大変人気のある品種です。
最近ではホームセンターなどでも販売されるようになり、段々知名度が高くなってきたかな?という印象を受けるエケベリアですが、一体何年くらい生きるのか、寿命までは知らない方が多いのではないでしょうか?
そこで今回は、 寿命と長生きさせるためのコツ についてお伝えしたいと思います!
エケベリアは多肉植物の1種ですが、基本的に多肉植物は成長が遅く長生きします。サボテンの寿命が長いことをご存知の方も多いと思いますが、エケベリアも同様で可愛がってあげればかなり長生きしてくれます。
エケベリアの生産、品種開発の盛んな韓国の農家さんに寿命について聞いてみたところ、
エケベリアは品種にもよるけど大体10年くらいは生きるよ~!
とのこと。
ミニマなどの小型品種から、アガボイデスなどの大型の品種がありますが、大きく育つ品種の方が寿命が長い傾向があるようです。
中には20年、30年と生きる子もいるようですが、大体目安は10年程度と考えて良いでしょう・・!
ただし、あくまでもこの10年というのは、一株の寿命だと考えてください。
多肉植物は葉挿しや、子株からの株分けによりクローンを生み出すことができますので、クローンによる世代交代を繋げていけば、ほぼ無限に生き続けられます。
長いですよねー!こんなにも長い期間楽しませてくれるなんて・・!素晴らしいです。
長生きしてくれると愛着も湧きますよね!
この記事の目次
長生きさせるためのコツ
エケベリアの寿命が長いことがわかりましたが、ある程度世話をしてあげないと、植えっぱなしでは長生きできません。
枯らさないためには「水やりする」、「肥料をあげる」、「冬は外に置いたままにしない(霜を当てない)」、といった基本の管理が欠かせませんが、それ以外に
1年~2年に一回の植え替えがとても大切です。
そして、植え替え時のポイントは「根を切ってあげる」こと。
なぜ植え替えするのか?それは植え替えには大きなメリットがあるからです。
- 古い根を除去できる
- 痩せた土を交換できる
観葉植物などでも植え替えしますが、エケベリアにとっての植え替えは大切さの度合いが違います。根を新しくできるというのがポイントです。
観葉植物の植え替えであれば、少し土を振るい落して一回り大きな鉢に植え替えてあげる(鉢増ししてあげる)というのが一般的で、植え替えるときに根を切り落としたりしませんが、エケベリアの場合は思い切って根を切って減らしてあげることがとても大切。残す根は少しだけ。
古い根は水や肥料を吸い上げる能力が低下しているため、新しい根に交代してもらうのです。
切ってしまって大丈夫?と思うかもしれませんが、全然問題ありません。すぐに生えてきます。
ただし、根が生えてくるまでは水を吸い上げる力が弱いですから、植え替え後しばらく(1ケ月程度)は水やりの頻度を少し減らしてあげてください。
新しい根を張ったエケベリアは若返りしたかのように元気になりますよ!
ちなみに、植え替えの時期は、成長期の前半 3月~4月 に行ってください。
まとめ
今回の記事では、エケベリアの寿命と長生きのコツについて解説しました。
寿命は長い植物ですがゆっくり成長するため、長生きしたからと言って「サイズが大きくなりすぎて管理できなくなった。」というようなことは起こりにくいですし、可愛がってあげて損はしません!
最低でも2年に1度は植え替えてあげましょう!
可愛がってあげた分、四季折々の美しい葉や、小ぶりできれいな花を見せてくれますよ。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。