どんな所にも容赦なく生えてきては伸び散らかし、景観を悪くしてしまう雑草
その強靭な生命力・繁殖力の強さから、手で草むしりするのは相当大変!
でも、少しでも楽に除草したい!
そんな時に便利なのが、撒くだけで 除草できる除草剤
便利な除草剤は100均のダイソーでも購入可能なのですが、今回はその効果があるのかどうか、メリットとデメリットについても解説してみたいと思います
・どんな種類がある?
・ダイソーのお酢の除草剤は効果あるの?
・お酢の除草剤のメリットとデメリット
ダイソーの除草剤は2種類!
お酢の除草剤
お酢の除草剤はボトルからそのまま撒けるストレートタイプと、水で薄める2タイプがあります
どちらも成分表示を見る限り酢酸(お酢)しか使われておらず、臭いも完全にお酢です
主原料はお酢が使われていますので、健康被害が問題視されているグリホサート系の除草剤よりも安心して使えるのが最大のメリット
うすめるタイプはじょうろ等で散布しないといけないので、ちょっと面倒ですが、最大で66平方メートル撒けるとのことなので、コスパが良い
ダイソーは最近までグリホサート系の除草剤を置いていて、最も安い除草剤と評判でしたが、グリホサートの健康被害が世界的に問題視され始めたことで販売を取りやめ、その代替商品としてお酢の除草剤を販売し始めたようです
流石ダイソー、主力級に取扱っていた商品を取りやめる判断、スピード感は素晴らしい
茎葉処理除草剤
もう1種類はグルホシネートを主成分としている薄めるタイプの除草剤です。そのまま撒けるストレートタイプもあるようです
グリホシネートの除草剤は葉と茎だけを枯らすので、根が残ります
根が残るので、畦畔や法面など傾斜のある場所で土が雨等により崩れてしまうのを防げるなど、メリットもありますが、また葉が出てくるというデメリットがあります
葉や茎を枯らす能力はバッチリなのですが、また葉が生えてきてしまうのと、薄めるタイプでも13.2平方メートルしか散布できないのでちょっとコスパは悪いかな?同じ成分で有名な「バスタ」という除草剤がありますが、あちらが100倍から200倍に薄めるのに対して、こちらは4倍です
また、グリホサートに似た薬剤ですので、お酢のタイプに比べると使用する安心感は劣ります
お酢のタイプは効果ある?
グリホサート系除草剤の代替品として販売されるになったお酢の除草剤
安全・安心とは言っても、雑草はちゃんと枯れるのでしょうか?
晴れた日の朝、雑草に撒いてみました
1週間後↓
枯れてるー!!
散布したところは撒いた直後から弱りだし、1週間ほどで殆どの雑草が枯れました
想像以上の効果!土が見えないほどに生え散らかしていた雑草をちゃんと除草してくれました。
しかし、別の場所で撒いてみたところ・・
1週間後↓
枯れてる草もあるけど・・結構残ってる・・
数か所で使ってみて分かったことですが、メヒシバ(イネ科の雑草)が枯れない。ストレートタイプでは枯れず、希釈タイプの方を5倍ほどの濃いめで散布しても、メヒシバにはほぼ効果なしでした。
イネ科の雑草は葉が細いのに加えて表面が水をはじくようになっているので、葉に付着しないと効果のないお酢の除草剤では厳しいのかと思います
おそらく、葉が細いスギナなんかも厳しいんじゃないかなぁ
グリホサート系の除草剤であれば、葉に薬剤を付着しやすくする「展着剤」が混ぜられているものも多いので、イネ科も枯らしてくれるのですが、、お酢の除草剤には展着剤は含まれていません
そして、使っていて分かったデメリットがもう一つ。
とんでもなくお酢臭い
お酢の除草だからお酢臭いのはある意味当たり前なのですが、結構キツイ匂いです
家の周りで何本も撒いていたら近所迷惑になるんじゃないかというレベル
ダイソーの除草剤が臭いという訳ではありません、普通にキッチンにあるお酢でも晴れた日に外に撒いたら相当臭いはず
臭いの対策としては、あえて雨が降りそうな日が近づいてから撒くこと。晴れた日の午前中に撒くことができれば、1日後に雨が降っても問題なく枯れます
雨が降れば臭いは無くなります。しばらく雨が降りそうに無い場合や雨に濡れないところに撒く場合はホースで水を撒いても良いかもしれません
まとめ
メリット
→安全性が高く信頼できる
→大抵の雑草は枯らすことができる
デメリット
→イネ科の雑草(特にメヒシバ)は枯れない
→お酢臭い
生えている雑草がイネ科の場合などはお酢の除草剤以外の対策を考えた方が良さそうです
安全性を優先すると、利便性が落ちるのは仕方がないことです。 薬品を使わない除草方法としては、熱湯をかけたりする方法もありますが、お酢で枯れる雑草ならお酢の除草剤が便利ですね
デメリットはありますが、ダイソーの除草剤は安いし手軽だし、オススメです
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