【家庭菜園】きゅうりの品種はイボイボな見た目の「四葉」がオススメ!その理由とは?

家庭菜園が大好きな「マルネ」です

本日は家庭菜園の中で人気のある夏野菜、胡瓜(きゅうり)について、お話していきたいと思います

家庭菜園できゅうりを育てようと思ったけど、品種が多すぎてどれを選んだら良いかわからない・・!
とりあえず高いのを選んでおけば良いのかなぁ・・

このようなお悩み、ありませんか?

そこで今回は、きゅうりだけで20種類近く育ててきた私が、選んだオススメのきゅうり

四葉きゅうりをご紹介いたします!

なぜオススメなのか、その理由と育て方も簡単に紹介いたしますので、良いなと思ったらぜひ育ててみてくださいね!

四葉(すうよう)きゅうりとは?

元々は中国で生まれた品種で、昭和19年頃に韓国から日本に渡ってきた品種だと言われています。暑さに強く、とても丈夫なきゅうりです。葉や茎は他のきゅうりとよく似ていますが、その果実はスーパーに置いているものとは、少し様子が違います

まず、表面がいぼいぼしており、細かいトゲのようなものがたくさんついています

このとげは、きゅうりを握ると少し痛いほどで、食べるときにはトゲを落とす必要があります。(スポンジなどを使って洗えば簡単に取れます。そして、一般的なきゅうりよりも、1.5倍ほど大きく(長く)なり、表面に白い粉のようなものが浮いてくるのが特徴です

この白い粉が浮いてくることから、「ブルームきゅうり」と呼ばれることもあります

春の野菜苗を取り扱っているお店では、大抵置いてくれています。苗のお値段は他の品種と比べて安く売られていて(接ぎ木じゃなければ100円以下)ラベルが無く、簡易なポットで売られていることが多いです

最近は高価な苗が家庭菜園には人気なので、なかなか初心者の方は購入しない品種なんです。高い苗=おいしい野菜 ではないので、その点わかって貰いたいところ‥!

近年この四葉きゅうりはその味の良さから再注目されており、ちょくちょくテレビに取り上げられたりして、人気が出てきているようです

なお、似たような品種として「四葉きゅうり」の改良種として「四川きゅうり」というものもあります。こちらも同じくイボイボで歯応えが良いです

オススメしたい理由

この品種をオススメしたい理由は「一番うまい!」のと「育てやすい!」からです

イボイボのトゲトゲで非常に見た目が悪く、おいしそうに見えないきゅうりですが、皮が薄く、香りと味が濃厚で、歯切れがとても良いんです!!特に歯切れ、歯ごたえの良さが抜群で、一度食べたら忘れられないきゅうりになること間違いなし!

また、上の方でも少し書いておりますが、この品種は暑さにとても強く、ものすごく丈夫です。近年の夏は猛暑日が多く、夏が適期の野菜でも暑さで枯れてしまうことが多々ありますがこの品種であれば枯れる心配も少ないです

毎年春になるとキュウリだけでも、シャキット・風神雷神・うどんこつよし・夏みどり・・色々な品種が並びます。私はいろんな品種を育ててきましたが、見た目では勝っていても、味や食感で四葉に勝てるキュウリはありませんでした。やっぱりキュウリはパリッと食べれるものが最高です!

皮が薄いと言われてもあまりしっくりこないかと思いますが、食べるとその差は歴然なんですよ・・ぜひ食べてもらいたい!

自分で育てないと食べられない!?

このきゅうり、スーパーなどではあまり見かけないけど、
そんなにおいしいなら、売ってないとおかしくない・・?
ねっこ
ご存知の方も多いかと思いますが、実はこのきゅうり、以前は普通に売られていたんです・・!
現在では、取り扱いのあるお店がとても少ないので、食べたい場合は自分で育てる必要があります。

このきゅうりは以前、普通に売られていました。そのため、売られていた事を知っている年代の方々からは、「昔のきゅうり」なんて言われています

市場から消えてしまったのは、きゅうりが曲がって育ちやすいために箱に収めにくく、イボイボでトゲがあることから、輸送中にきゅうり同士が接触して傷が入るなどして鮮度が落ちやすいこと、見た目が悪く敬遠されることもあったのが理由です

味は最高なのに、それ以外が悪かった・・ということです。でも、家庭菜園なら曲がって育っても多少トゲがあっても関係ないですよね!

見た目が悪いのさえ我慢すれば良いのです・・!

育て方

四葉きゅうり、育ててみようかな!という方の為に育て方を簡単にご説明いたします

1.土づくり

植えつけする2週間くらい前に苦土石灰を撒きます、量は1平方メートル当たり150g程度、その後1週間ほど置いた後で牛糞堆肥約3kg、有機配合肥料約100gを施して、しっかり耕します。幅100cmくらいのうねをつくり、合掌の支柱を立てれば、植え付け前の準備は完璧です。

プランターに植える場合では大きめのプランターを用意してください。長方形のプランターの場合、株間は40cmくらいにします。土は元肥入りの培養土を選ぶと良いでしょう。

2.追肥について

果実が25センチを超えたら収穫してください。株を弱らせないためにも、収穫はこまめに行います

3~5本程度収穫したら、追肥(化成肥料など)をあげてください

3.管理のポイント

親づるはあまり高くならないように、手の届く高さで摘心します。葉の脇から次々に子づるが伸びてきますが、根元から5~6節くらいの高さまでは、すべて摘心します。それより上は、子づるの葉が3枚程度出てきた時点で摘心します

葉が密集しすぎると病気にかかりやすくなるため、ある程度成長してきたら、適度に摘葉してください。葉が白くなった場合は、うどん粉病の可能性が高いので、殺菌剤を撒いてください。ホームセンターなどで売っています

まとめ

今回は私のおすすめのきゅうりをご紹介させていただきました

おいしいのに見た目が良くない、扱いにくいという理由で今では見かけることが少なくなってしまった四葉きゅうり。今ではその味を知らない方の方が多いのかもしれません

キュウリの流通性を考えると、皮が厚くて、まっすぐで見た目がきれいなきゅうりが良いのかもしれませんが、四葉きゅうりを食べたことが無いのは正直勿体ないです!

四葉きゅうりは味の良さから近年再注目されているようですが、生産している農家さんが少ないので、スーパーで見つけることは困難ですし、あっても高価なものになっています。苗は安いので、家で育てるのが本当におすすめ

家庭菜園に取り組まれている方は、ぜひこちらの四葉きゅうり育ててみてくださいね!

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