最近では園芸用品も充実している100円均一ショップ
100均(ダイソー、セリア、キャンドゥ)では野菜の専用土が売られていますが、果たしてその質やコスパは良いのでしょうか・・・?
観葉植物や多肉植物の専用土は比較済みですが、野菜の専用土でも比較して欲しいとの声があったので、そのご要望にお応えしてチェックしていきたいと思います!!
各社の野菜専用土はこちら!
ダイソーの野菜専用土
1 野菜の土2.5L(オススメ度:2位)
こちらの専用土は、ヤシの実の皮を繊維・粉末を堆積・発酵させた有機物「ココピート」をベースにパーライト、バーミキュライト、くん炭、赤土などを加えている土です
くん炭の割合が多く、土がふわふわして軽いので通気性や排水性は全く問題なさそう!元肥も入っているのでそのまますぐに使えるのも良いですね
日本製でバーク堆肥や汚泥が使われておらず安心でき、性能も良さそう。大抵の野菜は問題なく育つと思います。量も2.5Lと多い方なのでコスパ良し!
2 かるーい花と野菜の元肥入培養土3L(オススメ度:3位)
ココヤシを使ったココヤシピートと呼ばれる有機質ほぼ100%の土。ほんの少しだけパーライト?が混ぜられているようです
ココヤシピートの土には燃えるゴミに捨ててもOKなものがありますが、こちらは記載がないので使用後に燃えるゴミにポイはダメみたいですね
各社の商品の中で最も多い3L!量だけ見るとかなりお得感があります
ココヤシピートを使った培養土はここ最近増えてきており、園芸店やホームセンターでもよく見かけるようになりました。とっても軽いので持ち運びが楽で、環境にも優しく、植物の根張りが良いと評判です
メリットばかりの土に思えますが、有機質100%なので土の寿命が短い点がデメリット
土壌改良剤や無機質土を含まないため、使用していると分解が進みどんどん量が減っていきます。ワンシーズン野菜を育てるのに使うという場合は問題ないですが、長期的に使用する場合は他の土を選択するか無機質土を混ぜるなど工夫した方が良さそうです
セリアの野菜専用土
花と野菜の土2L (オススメ度:3位)
セリアの専用土は、ヤシの実の皮を繊維・粉末を堆積・発酵させた有機物「ココピート」をベースにパーライト、バーミキュライト、くん炭などが混ぜられている土のようです
写真をよーく見てもらえると分かると思いますが、ダイソーの野菜の土にかなり似てます。生産地が同じ和歌山県になっているので、同じ会社が生産しているものかも?
もちろん良い土だとは思いますが、ダイソーの野菜の土が2.5Lに対してこちらは2L。量が多いダイソーの土に軍配が上がりますね
キャンドゥの野菜専用土
1 花と野菜の土 2.2L (オススメ度:2位)
こちらの専用土は、ココピートベースにパーライト、バーミキュライト、籾殻、炭などの土壌改良剤、鹿沼土?のような無機質土も少し混ぜられている土のようです
ダイソーやセリアの土よりも発酵が進んでいるようで、キメが細かく比較的重量があります。キメが細かいので水はけはどうかな〜と思いポットに移して水をかけてみましたが、水で固まることもなく水はけは全然問題なし!
ダイソーの土2.5Lよりちょっと少ない2.2Lですが、どちらかと言うとこっちをオススメしたい!かなり良い土です!
2 野菜を育てる土 1.5L (オススメ度:1位)
こちらもキャンドゥの専用土です。上記の花と野菜の土に似ていますが、より発酵が進んだ黒い色になっており、堆肥も多めに含んでいる土のようです
内容量は各社の野菜専用土の中で最も少ない1.5Lとなっていますが、最もオススメしたい培養土!
量を減らした分コストを掛けて「野菜を育てる土」という名前にも現れている通り、野菜に適した土に作り上げているなと感じます
いや、でも1.5Lで100円ってコスパ悪くない?って思うかもしれませんが、そもそも100均の土は小さなプランターでハーブなどを育てる場合や、ちょっと土が足りないと言う時にオススメしたいものなので、量が少なくても問題ありません・・!
100均の野菜の土は使える?
結論から言うと、普通に使えます!
100均の土の品質は悪くないし、問題なく野菜を育てることができると思います
一番オススメしたいのはキャンドゥの土でしたが、各社の土どれを選んでも問題なさそう!
ただし、10Lを超える量の土が必要な場合や、室内で野菜を育てる場合はホームセンターなどで扱っている培養土の方が良いかも
100均以外の土をオススメしたいパターン1:必要な土の量が多い(10L以上)
野菜を育てるなら菜園プランターがおすすめですが、こうした野菜に特化したプランターは土が沢山入ります(↓のプランターで35L)
野菜は花に比べて必要になる養分や水分が多いため、多くの土が必要です
菜園プランターに必要な量を100均で買うとなると割高になってしまうので、10L以上の土を買う場合は、ホームセンターや園芸店などを利用しましょう
オススメの土は最後にご紹介しています!
100均以外の土をオススメしたいパターン2:室内で野菜を育てる場合
ベビーリーフやハーブをキッチンで栽培するなど、室内で野菜を育てる場合は、室内向きの培養土を使う方が良いです!
100均の培養土はココピートがベースとなっており、材料のほとんどが有機質です。こうした土を室内で使用した場合、コバエなど虫が寄ってくる原因になります
カビやキノコが発生することもあり衛生的にもあまり良くないので、室内で使用する場合は鹿沼土、赤玉土、軽石など無機質な成分を多く含む虫やカビの発生しにくい土を選ぶ方が良いです
室内使う場合は↓のような土がオススメ!
バンブーパウダーを含んでおり、虫が寄り付きにくい土↓(14L)
100均以外でオススメの土
さいごに、100均以外だとこんな土がオススメだよー!というラインナップをご紹介
↑トマトを栽培する場合はカゴメの土がオススメ
こんな軽い土でまともに収穫できるのか?と思うかもしれませんが
KAGOME×PROTOLEAFが2年の栽培試験を行い、ご家庭でもカンタンに、ご満足頂ける収穫力を実現出来る「トマト専用培養土」を開発致しました
と言うだけあって、結構な量のトマトを収穫できます。私も最初は性能を疑っていましたが、使ってみてビックリ!かるーいからと言って侮れません・・!!
使用後は燃えるゴミに捨てられるのもスゴくいい点です
ベランダ菜園などで、グリーンカーテンを作りたいと言う場合はコレ!
天然虫よけ成分のニーム入りで虫が寄り付きにくく、つる性植物に最適な配合なので失敗することもありません
袋のままでも使えるアイリスの培養土
粒状培養土配合で通気性や排水性がよく、野菜が元気に育ちます。25L入りでお値段は割とリーズナブル!コスパの良い土です
↑Amazonでしか売っていないようですが、流行りの袋のまま育てられる土!
4袋でこの値段、送料込み!ベランダ菜園などを気軽に楽しみたい方にはオススメです
以上、野菜の土100均各社の土を比較してみた!でした。
下記の記事も参考にしてください